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Giant Swing Deli 前編

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本日3月7日、僕がLife Time Story という曲で客演したアルバム Giant Swing Deli が発売された。これは日本が世界に誇るR&B鬼才プロデューサーT・Kura、またの名をGiant Swing Production(GSP)名義のコンピ・アルバムだ。今回はこの制作にまつわるお話など、ひとつ。

昨年8月のある日の昼、アトランタ在住の旧友Kura君から久々に僕に国際電話があった。彼の制作するコンピ・アルバムで1曲ゴスペルっぽいR&Bバラードを歌ってほしい、それはきっと、まさに「ORITO節」に仕上がるからとのことだった。僕はその時は、現在のようにORITO復活のメドも何もたっていない停滞状況だったので、「うわあ、喜んでやらせてもらうよ。でも、Kura君。正直言うけど俺はレコーディング・アーティストとしては、ここ2年以上ほとんど休業状態。ライヴしかやっていない。そんな俺が、今や日本R&BシーンのVIPプロデューサーになったKura君の作品にホントに出させてもらってもいいの?」と謙虚に彼に尋ねた。彼は「そんなご謙遜はやめてよORITOさん。たとえ最近は表舞台に出ていなくても、日本ではORITOさんみたいなシンガーは他にいないからねえ。久しぶりにコラボさせてよ。」とのこと。ほぼこれだけの会話で参加が決定。今振り返れば、この時がその後から急展開していったORITO復活プロジェクトの幕開けだったと思う。

それからしばらくして、彼から曲のバック・トラックが届いた。それを聴いて、「こりゃあ確かに俺にドンピシャだぜ!しかしKura君がこういうダウン・ホームなトラックを創るとは。これはリスナーにとってはサプライズだろうな。」と面白くなってきたので早速彼に「これかなりイイじゃん。さて、この曲の歌メロや歌詞は俺が用意しておくのかな、それともGSPでやるのかな?」というメールを送った。すると翌日彼から「それは録音当日、僕とMichicoと ORITOさんとの、その日のインスピレーションでソング・ライティングしながら併せて歌も録音していきます。録音時の新鮮な感覚やノリを大切にしたいから、できれば録音当日までこれ以上トラックを聴かないでください。」という返信があった。
僕はそれを読んで正直ぶったまげた。録音当日まで歌詞も歌のメロディも作らない、トラックも聴かないままでスタジオ入りする、なんていう音源制作は初めてだ。当然、事前に歌の練習のしようもない。これには不安も感じたが、「ま、なんとかなるだろう。いや待て、なんとかなるのかな? ま、いいっか?彼らと俺が揃えば、きっとなんとかなるだろうよ。」と開き直ることにして、彼に了解のメールを送り、トラックは2回聴いただけでそれ以後は彼からの指示のとおり録音当日まで聴かなかった。ただただ、Kura君とMichicoちゃんとの3年ぶりの再会と8年ぶりのコラボレーションを心から楽しみにしつつ。

そして2006年10月7日。録音制作の日がやってきた。 
この続きは次回。これをお読みのあなた、今日はまず、この曲を試聴してくださいね。

試聴サイト
http://mora.jp/artist/80307944/AV999999012/

i tune store
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?playlistId=217399969&s=143462&i=217400140

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