草の根プロモーション
5月末に配信を開始する僕の新作「感謝の歌」と「メイフィールド」の草の根プロモーションを開始したのが3月の下旬。もう1ヶ月以上にわたって僕と僕のマネジメント兼レーベルの(株)エス・イー・エスの鈴木さんとで、あちこち音楽業界やメディア業界の人々、ソウル・バーなどへ、新作のサンプル音源や紙資料を送ったり、アポをとって会いに行き音源や話を聴いてもらったり、時には歌ったりしている。これは、これからもまだまだ続く。一人でも多くの人々に、この2曲をお届けしたいからだ。
自作のプロモーションのために、僕自身がアポをとり、応援を請いに人に会いに行くなんてことは、95年のデビュー以来初めてのことである。僕はこれまでメジャー・レーベルにいたので、こういうことはレーベルのディレクターや宣伝部の人々にお任せいていたからだ。僕と鈴木さんが現在やっているような、いわゆる“足で稼ぐ”プロモーションは、いかにも新興のインディー・レーベルならではのものだ。結構、大変ですよ、これ。
だが!だが!だが!
これが、実に楽しく、勉強になり、視野やネットワークが広がり、人様の暖かい恩情を感じ、やっていて面白いし言葉に尽くせぬ充実感を感じるのだ。正直言って、今の僕は毎週1,2日のこの草の根プロモーションで、いろんな人に会い、彼らのお話を聞くのを楽しみにしているだけでなく、今の大変な日々を乗り越えるための心に支えにしているくらいだ。
なぜか?理由は二つ。
一つ目は、僕の新作が非常に好評で、お会いしてくれた人々が皆、自発的に協力を買って出てくれるから。これには本当に、励まされるのです。
もう一つは、お会いしてくれた人々が、印象的な言葉や味わい深いお話を聞かせてくれるからだ。それが、今の僕にとっては、最高のエンターテインメントなのだ。それらの話の全部はとても書き切れないが、僕が彼らの言葉の中で特に印象に残った言葉を二つ、今回はここに書こう。
「この曲には哀愁があるねえ。こういう真の哀愁というのは実は、夢を追う人にしか出せないものなんだよ。マーティン・ルーサー・キング牧師の演説が、そうだったように。」
by あるラジオ番組制作会社の社長さん
「本当のシンガーっていうのは、売れていようと売れていまいと、常に歌い続けている人であるから、いつでも歌えるように、喉や体が自然と鍛え上げられているわけですよ。そこのところが、役者さんやモデルさんが副業的に歌うのとは、根本的に違うんですよ。」
byインディー・レーベル兼ライヴ・ツアー・コーディネート会社のプロデューサーさん
お会いしてくださった皆様。ご協力と応援と、滋味深いお言葉に感謝します。














