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2007年11月05日

語り部でありたい

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8月からこの10月前半まで続いた僕の一連のライヴへの、お客さんたちの感想として共通していることがある。それは、「僕の自作曲(とくに新曲)をライヴで聴いていると、歌詞に描かれている情景が、お客さんの眼前に鮮明に浮かび上がる。」という。

これは僕にとっては、とても嬉しいことです。だって、そうあってほしいと願いつつ歌っていますし、そのための表現をいつも模索して練習していますから。

この沈黙の5年間に、そういう意識が芽生えてきました。

つまり「俺もいつまでも、自分はカッコいいだろう!? 歌上手いだろう!? なんてことを売りにしていたって進歩がないじゃんか。 そんなのは若い奴らに任せておけばいいじゃんか。そんな自己耽溺なアーティスト性や芸風はいい加減卒業しようぜ。いい歳こいて、そんなのはキモイよ。これからは、自分をカッコ良く見せるよりも、自分の歌の中に出てくる有りふれた人々の姿を、生き生きと美しく描き上げようぜ。」と。

それからは、曲の作詞をする時に、自分の内面世界を浮遊することよりも、外の世界の人々の姿を観察したり、人の話を取材のように聞き込んだりするようになりました。歌やパフォーマンスの練習をする時も、以前のように鏡に映った自分がカッコよくセクシーに見えているかどうか、ということは一切気にしないようになりました。今では、練習する時に鏡なんかもう見なくなりました。それよりも、歌詞に描かれている情景を、自分の頭の中に鮮明にイメージしつつ、それをどう表現するかを模索しながら歌う練習をしています。

今の僕は、ソウル・シンガーでありながら、実は民衆の息遣いの語り部でありたいのです。

2007年11月08日

ORITO プロデュース” JAY'ED"新曲が大阪エヴェッサのイメージソングに!!

ORITOバンドにも所属していた大阪出身の若手R&Bシンガー、JAY'EDの新曲が大阪エヴェッサのイメージソングとして今週末の大阪エヴェッサのゲームで披露されます。
パフォーマンスは11日(日)。なお10日(土) 関西地区NHKにて放映される本拠開幕戦(PM2:00〜)のプログラムにおいてもエンディングソングとしてTVで流れます。

以下、大阪エヴェッサよりのリリース本文です。

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大阪エヴェッサ×JAY’ED コラボレーションプロジェクト

大阪エヴェッサイメージソング 「I DO」 制作と
11/11ホームゲーム開幕戦での初披露について

拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび大阪エヴェッサでは、大阪出身のR&Bシンガー「JAY’ED」が大阪エヴェッサイメージソング「I DO」を制作し、11/11(日)のホームゲーム開幕戦会場で初披露することが決定致しましたのでお知らせ致します。
報道関係の皆様におかれましては、本件の告知およびご取材賜りますようお願い申し上げます。
敬具

■「JAY’ED」プロフィール
来春、メジャー・デビューを果たす大阪在住のシンガー。日本人の父と、ポリネシア系
ニュージーランド人の母の間に生まれ、幼い頃はニュージーランドで暮らしていた彼は
バイリンガルとして育ち、音楽に関しても洋邦、ジャンル、年代分け隔てなく楽しめる
素直さとキャパシティを持つ。ナイーブ、センシティヴ、ロマンティックといった形容
がぴったりくるスウィートかつエモーショナルな歌声を武器に、次世代の日本のR&B
シーンを担う存在として期待されている。多くのヒップホップ・アーティストとの交流
も深く、今回のエヴェッサイメージソングでも圧倒的なスキルと迫力を誇る個性派ラッ
パー、4WDを迎え、ストリート感覚を前面に打ち出したチューンを聴かせてくれている。

■イメージソング「I DO」制作までの経緯
今回のプロジェクトは、大阪出身で、大阪を拠点として若い世代を中心に人気の高いシンガー、JAY'EDが大阪エヴェッサのチーム関係者との出会いを通じてチームに共感。エヴェッサの選手、ブースター達、チーム達が共に目標を分かち合えるイメージソングを制作することとなったものです。前人未到の3連覇に立ち向かう選手達をイメージした”I do"はJAY'EDの来春のメジャーデビューに向けての”テップオフソング”としてリリースに先行して今後、大阪エヴェッサの試合会場で流れる予定です。

■イメージソング披露について
bjリーグ2007-2008 オフィシャルゲーム 大阪エヴェッサホームゲーム開幕戦
エースコックサポーティングマッチ
大阪エヴェッサ vs. 高松ファイブアローズ 会場:なみはやドーム
12:00開場、13:00開演、14:00 Tip Off(予定)
13:00すぎの「エヴェッサイメージソングスペシャルライブ」にて披露されます。

大阪

名古屋出身で東京在住の僕は、どういうわけか以前から大阪出身・在住のブラック・ミュージック系のシンガー、ミュージシャン、ラッパー、トラック・メイカーと縁が深い。今ではマネジメントまで大阪に本拠を置いている会社だ。当然、さらに大阪の黒人系音楽人と更に縁が深くなる。

最近でも、僕のライヴを見に来てくれた人たちや録音制作やライヴで共演した大阪の人たちを挙げると、日本屈指のベーシスト清水興さん、元Human Soul のJAYEさん、女性ジャズ・シンガーのCHAKAさん、関西Hip Hopの草分けラッパーのRY-double君やDJ Hiyokoさんといったベテランの大御所の方々から、現行日本Hip Hop/R&Bを代表する天才トラック・メイカーBach Logic(BL)君やのラッパー4WD君といった現役バリバリ勢から、今後の日本のR&Bシーンを引っ張っていくであろうJAY’ED君、真之介君、EMI MARIAちゃん、JemstoneのMeyouちゃんといったルーキーたちまで、多士済々だ。

大阪は昔から現在に至るまで、黒人音楽系の素晴らしいアーティストたちが続々輩出してくる街。僕のようなよそ者からみたら、羨ましくそして恐ろしいくらいのブラック・ミュージック・タウンだ。このことはこれから先も変わらないだろう。

ただ、その割には不思議と大阪出身・在住のブラック系アーティストの方々は、縦の世代間の繋がりが乏しい・・・ように思える。ソウルやジャズとHip Hop/R&Bでは、ライヴハウスでのバンド演奏とクラブでのDJによるトラック・プレイ、という活躍の場の違いがそうさせるのかもしれない。
先日BLやJAY’EDと録音制作完成のささやかな打ち上げをしたとき、こんな会話をした。JAY’ED「こないだORITOさんのライヴ会場で紹介してもらったJAYEさんって、凄い歌を歌いそうですね。雰囲気でわかります。」

ORITO「JAYEさんは凄いぞ。マジで。それにJAYEさんはJAY’EDの歌のこと、大阪にこんな若い良いシンガーがいたのかって驚いていたぞ。俺には、君らが同じ大阪にいながら、お互いのことを知らなかったことのほうが不思議だぜ。」
BL 「同じ街にいても、縦の繋がりが途切れちゃってるんですわ。それが繋がって一つに集まったら、大阪は、また凄いことになるはずやで。」
ORITO「よっしゃ。そのお手伝い、俺がやらしてもらうわ。」

この、僕とBLとでプロデュースしたJAY’EDの曲は、大阪のプロ・スポーツ・チームの会場で今週末、チームの応援ソングとしてお披露目される。それを、清水興さんが見に来る。
僕はこの機会に、ベテランのサウンド・クリエイターの清水さんに、新進気鋭のサウンド・クリエイターのBLという存在を、知ってもらいたいと思う。世代の違いはあっても、本物には本物がわかってもらえるはずだから。大阪って凄いね。

2007年11月16日

大阪でのめでたい3日間

先週の金曜から日曜の夜まで 大阪で めでたい3日間をおくった。

金曜の夜は Marvin での 投げ銭ライヴ。Marvin は 今や 僕のホームだ とあらためて実感した。 
バック・アップをしてくれた せき・こーじさん、伊藤誠さん、ロベルト・かじやさん、のグレイトな演奏のおかげで、リラックスしているのに熱いステージになった。 
まびマスさんのお気に入りのmy song、デジャヴーを10年ぶりにライヴで歌い、この曲についてのトラウマも消えうせた。 これからは、デジャヴーをまた歌っていこうと思う。 これもやはり、ORITO復活のひとつだよね。 はるばる横浜や岐阜からもこのライヴにきてくれた人たちがいて驚いた。 


土曜日は 「なみはやドーム」でプロ・バスケのBJリーグの大阪EVESSAの開幕戦を観戦。EVESSAは快勝。 しかもこの試合の模様が関西のNHK総合テレビで放送になり、僕のプロデュースしたJAY'EDのEVESSA応援ソング "I do"がエンディング・テーマで流れた。 夜は、翌日になみはやドームでのお披露目ライヴをするJAY'EDとラッパーの4WDのリハーサルをディレクション、J君に「必殺ORITOターン」を伝授した。 その後、親戚の結婚式のために大阪に来た妻子と妻の親戚と合流し、楽しい夜を過ごした。 


翌日の日曜日の「なみはやドーム」は、7000人の観衆がつめかけた。J君も4WD君も緊張していたが、彼らのEVESSA応援ソングお披露目ライヴは成功。 僕も当日いきなり、彼らのライヴの時の会場の音響とライティングの演出のキュー出しをすることになった。ライヴ本番では、僕も夢中でキュー出ししたので緊張はしなかったが、ライヴが無事に終わって大会場の観衆を見上げた時には、「俺って、今しがた5分間だけこの大会場の演出を仕切っていたんだよな・・・」と我に返って、少し足が震えた。 


ライヴ後は、J君らパフォーマーも、僕らスタッフも、EVESSA関係者さんも、お客も、みんないい顔していた。 
その後、EVESSAの試合を、大阪の伝説&現役バリバリのスーパー・ベーシスト 清水興さんと隣りあわせて観戦した。清水さんがバスケにやたら詳しくていらっしゃって、僕は清水さんの実況解説付きで、この試合をさらに鋭くて深い視点から面白く観戦するという幸運を得た。 


その夜、結婚式への出席を終えた妻子たちと再び合流し、翌朝に新幹線で帰京。無事帰宅した。 
それにしても、すごい3日間だった。マジ疲れたけど、楽しかった。 
めでたし。めでたし。 
今回の大阪滞在でお会いした皆様に、今一度心から感謝します。

2007年11月26日

可愛い愛娘

祝日で仕事がお休みの今日、僕は朝から再来週の録音にそなえて 
録音曲のイメージトレイニングと歌を練習しようと思っていたのだけど 
保育園が本日お休みの可愛い娘に 「父ちゃん、遊んでよ~」と邪魔されて、でもやっぱ可愛くて、ついつい娘と遊んでしまい、全然 練習やれません。 
娘は今しがた、ようやくお昼寝してくれた。ほっと一息。 
いやはやまったく、2歳半の女の子の可愛らしさと言ったら、 しぐさも言葉も声も笑顔も、 
お人形さんのようで、とても人間技ではありません。たまりません。 
おまけに2歳半の幼児の天衣無縫なやんちゃぶりと言ったら 
危なっかしくて目は離せないし、世話は焼けるし。疲れます。 


やっぱ、今回の録音曲のイメ・トレも歌の練習も、 前回の「感謝の歌・メイフィールド」の録音の時と同様、 仕事への行き帰りで自転車こぎつつやるしかないな。こりゃ。 
それにしても、娘の誕生以前に、 
歌の表現イメージさえできれば、 ヴォイシングもフレージングもそしてフリースタイルのアドリブも、そのイメージどおりに歌えるように修練しておいて本当によかった。 
このスキルが身についてなかったら、きっと今頃僕は音楽シーンから戦力外通告されていただろう。 だって、娘が生まれてからの僕は、娘と過ごせる貴重な時間を削ってまで音楽をやる気がしなくなったので、僕の歌の練習量と音楽を聴く時間は、それ以前の3分の1くらいに減ったもんなあ。 でも 
娘が生まれてくれなかったら、俺の七転八倒の音楽人生なんて、しょせん独り善がりなショボいものだったろうなあ。

ただ。娘が生まれてからの僕はこのとおりのhomey papa なんだけど、それでも今なおステージに立った時のORITOの歌声はsexyだとかエロい、とお客に言われるこの事実はなんなのだ。僕という馬鹿な男の生まれもっての「業(ごう)の深さ」なのか?